1.平成28年度「東部港湾セミナー」(11/15)《産業課》
【出席者】
林克士会長(当所会頭)ほか 計106名
【概 要】
広島県東部港湾振興協会主催の東部港湾セミナーが、福山ニューキャッスルホテルで行われた。
冒頭林会長の挨拶に続き、JFEスチール(株)西日本製鉄所工程部長の後藤俊二氏が講演を行った。後藤氏は、4月23日に開催した福山港開港50周年記念行事でも講演をされ大変好評であったことから、日本鋼管福山製鉄所(現在の西日本製鉄所)建設と福山港のこれまでの歩み、概要、生産量、輸出量、物流への取り組み等について話された。
次に、平成26年3月から福山港に寄港している台湾船社ワンハイ・ラインズ(株)大阪支店輸出課副課長の清水 功氏が講演された。自社航路の国内外の寄港地、福山港に寄港している「JSH」航路を利用した東南アジア向けの輸送サービスや香港・蛇口・ベトナム・フィリピンの港について説明。
最後に港湾管理者である広島県空港港湾部長の宮津智文氏より「福山港ご利用への提案」と題し、最新のコンテナ貨物情報や福山港を利用した場合のリードタイムや助成金のメリットなどについて解説された。
2.エネルギー関連施設見学会四国電力坂出発電所・高知県須崎港港湾視察(11/18)《産業課》
【出席者】
当所木材・伝統産業部会小畑智嗣部会長 他 計14名
【概 要】
当所木材・伝統産業部会と広島県東部港湾振興協会松永港部会と共催で、エネルギー関連施設見学会並びに港湾視察を開催した。
四国電力坂出発電所では、発電所概要のDVDを鑑賞後、坂出発電所 総務課 二宮弘也氏の案内により構内を見学した。昼夜や季節により変動している電力消費に応じ、発電機出力を自由に上げ下げできる発電所として、四国全域に安定供給している。
須崎港では土木事務所 港湾漁港管理課 竹森チーフに港の概要を聞いた。須崎港は天然の良港である反面、リアス式海岸の形状のため、津波の被害を受けやすく、過去幾度となく大きな被害を被った。須崎市をはじめ1市4町4村からなる高幡広域生活圏を背後地域とする高知県の中核港湾として発展し、昭和40年3月に重要港湾に指定された。須崎港は今後も、石灰石の輸出港、セメントの積出港として、さらにはニュージーランドからの原木輸入とその加工を行う木材港として、物流と防災機能を併せ持つ拠点港湾としてその役割を果たしていく。
参加者からは「来年はぜひ、海外港湾視察を開催してほしい」等意見があった。
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