2011年03月25日
☆ 会議所の動き ☆(3/15〜3/24)
行事名場所出席者
 3/15平成22年度福山市地域ジョブ・カード連絡会第2回会議当所303会議室石井専務理事他
※13/17経営セミナー当所9階会議室池田参事
※23/18ジェトロセミナー「なぜ、米国で日本製品が売れているのか?」当所102会議室猪原部長他
 3/22金融審査会当所第2応接室占部副会頭他
青年部3月例会・卒業式当所301会議室後藤(学)係長
※33/23経営安定特別セミナー当所101会議室住田係長
 第4回福山知っとる検定実行委員会福山市役所猪原部長他
 3/24福山赴任者倶楽部3月例会庄や石井専務理事他


※1 経営セミナー(3/17)《支援センター》
【受講者】30名
【概 要】
福山地域中小企業支援センターのコーディネーター 杉野 幸雄氏(中小企業診断士・社会保険労務士)を講師に迎え、「業務改善のすすめ」〜5S改善で利益の出る会社に〜をテーマに、具体的実践方法について、1.カイゼン、5Sをする目的とは、2.ムダの見える職場づくり、3.ムダを省く5Sの進め方、4.改善がうまくいくには、の項目に沿って経営セミナーを開催した。
近年の厳しい経済環境下で、受注・売上が低迷する中、企業利益を確保していくには、生産性の向上、利益率の向上を図ることが肝要である。やる気があればいつからでも始められ、多くの資金を必要としない業務改善への取り組みなどを説明した。
早速自社での取り組みを考えられている企業もあり、有意義なセミナーであった。
 
※2 ジェトロセミナー「なぜ、米国で日本製品が売れているのか?」(3/18)《産業課》
【受講者】25名
【概 要】
はじめに、日本貿易振興機構(ジェトロ)海外調査部北米課 舟津 奈緒子氏を講師に迎え、「米国消費市場について」をテーマに開催した。
米国消費市場の魅力として、1.人口が増え続ける唯一の先進国(人口約3億人、毎年1%ずつ拡大)であり、常に「衣・食・住」の需要があること、2.ニューヨークの流行は世界の流行になるという流行の発信地であること、3.買い物好きの国民性、4.揺るぎない世界最大の市場である広大なマーケットであること等を挙げ、また、景気後退後の米国消費者の嗜好として、大量生産による画一的な商品ではなく、「満足のいくもの」や「目新しいもの」を買いたいという意向がある。これまでのような横並びともいえる大量生産の商品では購買意欲は喚起できないため、米国のバイヤーは消費者の新たな要求に応えようと、「Something  Newを備えた商品」を探し回っている。このような時こそ、日本企業の優れたデザインや技術、アイデアの強みが発揮される時であると説明した。
続いて、ジェトロ・ニューヨーク・センター 海外コーディネーター 三浦 治義氏が、「アメリカに売る」をテーマに講演した。成功する企業とは、マーケティングをしっかりしている企業、マーケティングの結果をもとに、アメリカの感覚を身につけていること、イメージカラーやロゴ等、ブランド戦略を持っていること。失敗する企業は、マーケティングがいい加減、アメリカの感覚を理解せず、日本の感覚を押しつける、展示会の準備不足。また、自社の商品がアメリカに合うか、合わないかはアメリカの類似商品のデザイン・色・サイズ・価格を徹底研究するとわかる等、12年間のビジネス経験と情報をもとに話された。
個別相談会には4社が参加した。

※3 経営安定特別セミナー(3/23)《経営課》

【受講者】74名
【概 要】
(株)NEKO−KEN 代表取締役 吉田 猫次郎(本名:吉川 博文)氏を講師に迎え、開催した。吉田氏は、29歳の時、勤めていた大手商社を退職し、多額の連帯保証債務を背負い、狂気の自転車操業下にあった家業(業歴30年の貿易会社)を継ぎ、自力で再建。この一連の体験をもとに、中小企業経営者向けに、借金・倒産・資金繰りへの対策と予防策、また金融知識等、「サバイバル知識」を解説した。
受講者からは、「今まで誰にも聞けなかった、教えてもらえなかったことを教えてもらい有意義だった。」「どんな事態に陥っても、意識と知識があれば解決できると痛感した。」「気分がとても楽になった。」などの声があった。

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